アワタケヤドリタケ

Hypomyces chrysospermus Tul.
ニクザキン目_ニクザキン科_ヒポミケス属

食不適 宿主が猛毒イグチの可能性と本種自体に毒成分ある
発生環境:夏~秋。イグチと言えば夏の菌根菌で様々なイグチの仲間に感染する。(菌寄生菌)


まだ分生子が形成されていないので白っぽい。
イグチ類に寄生する子嚢菌でイグチ類の子実体のほぼ全表面に発生する。
宿主の表面は白色の菌糸に覆われ、子嚢核は半ば埋れていて上半頚部を表面に出す。 子嚢核は洋梨状、赤褐色からくすんだバラ色。
完全世代の発生した寄主は比較的硬いが、全面に厚膜胞子が発生すると全体が柔らかくなり腐りやすい。

「泡茸宿茸」と書く様に宿主の表面は石鹸の泡の様

美味しいイグチ類を先に食べる厄介者。

次第に全体が鮮黄色の厚膜胞子に覆われていく。

見た目が腐っていなくても本種に感染したイグチは中毒を起こす

要は腐ったイグチなので絶対に食べないこと。