アカイカタケ(北海道未発生キノコ)

Aseroe rubra Labill.
スッポンタケ目_アカカゴタケ科_イカタケ属

食毒不明 絶滅寸前種です。取らずに鑑賞しましょう。
発生環境:夏~秋。西日本各地の様々な林内の地上に発生する。(腐生菌)


 梅雨時に見られるキノコ。1日で咲いて閉じて、2・3日で消える。
寒天質の幼菌(菌蕾)は地中生で、直径が1.5〜2.5㎝の白い卵形。生長すると菌蕾から高さ10㎝前後の円柱状の柄を伸ばし、その上部に折りたたんでいた18〜24本の赤い腕を広げ放射状に伸ばす。菌腕は鮮やかな赤色から淡赤色。
有性胞子がつくられるのは、 皿中央にのっているグレバとよばれる粘液状の部分で、他のスッポンタケ科の種と同様です。 グレバは悪臭を放ってハエを誘引し、胞子を舐めさせて、繁殖地を広げます。
柄は下部が紅色から淡色で基部に袋をつける。中空。
多くは夜半から裂開し、伸長させ、午前に広がり始め、午後に全開するようです。

枯れ葉の下にあるので枯れ葉を取ると菌蕾から伸長するとのこと。