イカタケ(北海道未発生キノコ)

Lysurus arachnoideus (E. Fisch.) Trierv.-Per. & Hosaka
スッポンタケ目_ツマミタケ科_ツマミタケ属

食不適 強烈な不快臭があり、食べられない。
発生環境:初夏と秋の2回に分けて木材破片、籾殻、わら、おが屑などの堆積地に発生し、群生する。(腐生菌)


中型のキノコで絶滅寸前種です。
子実体:幼菌(菌蕾)は径1~2cmの類球形で白色。成熟すと頂部が裂けて柄と腕の伸ばす。
柄:白色で径1,5~2cmの円筒形。中空。
柄の頂部は杯状となり、その周縁から白色長円錐状の腕部が8~15本ほど水平放射状に広げ、腕の内部は中空で先は細まる。
杯状の頂部には黒褐色の粘液状基本体(グレバ)があり、強い悪臭を放つ。

腐生菌で地中に埋生する木屑などにマット状の厚い白色菌糸体をつくる。