ウラベニホテイシメジ(類似種)
Entoloma sarcopus Nagas. & Hongo
ハラタケ目_イッポンシメジ科_イッポンシメジ属
?食毒不明 ウラベニホテイシメジの類似種です。?キノコは食べないこと。
発生環境:2023年9月24日札幌市旭山記念公園の広葉樹林の地上に発生、群生していた。(外生菌根菌・共生菌)
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食毒不明 ウラベニホテイシメジの類似種です。?キノコは食べないこと。
小学3年生の清水目美玲ちゃんが、イベント家族きのこ観察会実施時に発見しました。
傘:径5~10cm程の中型~大型で饅頭形~中高の平らに開き、縁部は波打つ。表面は灰褐色~淡灰黄土色で光沢があり、指押し状の斑紋がある。
ヒダ:汚白色~肉色となり、やや疎で垂生。
柄:長さが10cm以上でやや長く、はっきりとした縦の繊維状条線がある。中実。
肉:白色でやや紛臭あるが苦味はややある、または無い。
*2023年9月24日札幌市旭山記念公園で「NPO法人藻岩山きのこ観察会」主催イベント「家族きのこ観察会」を実施したさい、清水目賢治さんがご家族で参加していて、お孫さんの小学3年の美玲ちゃんが、発見しました。
*小川貴由樹氏が胞子や傘表皮などを観察致し、ウラベニホテイシメジと同定しました。
*また、私(中田洋子)のキノコ恩師のSさんを通して酪農学園大学のY先生と大学院のSさんが塩基配列を用いた調査の折、「コイッポンシメジ」?との見解が浮上し、只今調査中です。
ヒダ:汚白色~肉色となり、やや疎で垂生。
柄:長さが10cm以上でやや長く、はっきりとした縦の繊維状条線がある。中実。
肉:白色でやや紛臭あるが苦味はややある、または無い。
*2023年9月24日札幌市旭山記念公園で「NPO法人藻岩山きのこ観察会」主催イベント「家族きのこ観察会」を実施したさい、清水目賢治さんがご家族で参加していて、お孫さんの小学3年の美玲ちゃんが、発見しました。
*小川貴由樹氏が胞子や傘表皮などを観察致し、ウラベニホテイシメジと同定しました。
*また、私(中田洋子)のキノコ恩師のSさんを通して酪農学園大学のY先生と大学院のSさんが塩基配列を用いた調査の折、「コイッポンシメジ」?との見解が浮上し、只今調査中です。
傘表は繊維状で光沢があり、指押し状の斑紋がある。
傘の角度を変えてもやはり、指押し状の斑紋がある。
傘の中央部が盛り上がるのはイッポンシメジ属の特徴です。
担子器など(400倍)
担子器+胞子-2
担子器+胞子
胞子1000倍
胞子-2
傘表皮は400倍マウント液KOHで毛羽立ったような菌糸が確認できました。
ウラベニホテイシメジ(小川貴由樹氏からの報告)
Entoloma sarcopus Nagas. & Hongo 日本固有種
*状態:胞子の数が少なく、やや未熟の可能性がある。
胞子サイズが小さく出るかもしれない。
*肉眼所見
・傘表面粘性なく、白色絹糸状の繊維に薄く覆われのち微細な白いかすり状となり、濃淡の凹状の斑紋が散在する。(有毒種は傘表面に粘性があるか吸水性のことが多く、また絹糸状繊維によるかすり模様が無い)
・ヒダは直生状湾生。(有毒種ではヒダが直生〜上生〜離生。)
・柄は中実。
・肉に異臭や不快臭は無い。
*顕微鏡所見
・傘上表皮は平行菌糸で所々に起毛が見られる。(有毒種に起毛は無い。)側シスチジアや縁シスチジアは見られない。(有毒には縁シスチジアの見られるものもある。)
・担子器は4胞子性。
・胞子は多角形、未測定につき後ほど計測結果をお伝えします。
*雑感
特徴はウラベニホテイシメジと一致しており、有毒種とは異なる特徴が多く見受けられましたウラベニホテイシメジの胞子サイズについては後ほど時間をつくって測定し、追ってご連絡いたします。
Entoloma sarcopus Nagas. & Hongo 日本固有種
*状態:胞子の数が少なく、やや未熟の可能性がある。
胞子サイズが小さく出るかもしれない。
*肉眼所見
・傘表面粘性なく、白色絹糸状の繊維に薄く覆われのち微細な白いかすり状となり、濃淡の凹状の斑紋が散在する。(有毒種は傘表面に粘性があるか吸水性のことが多く、また絹糸状繊維によるかすり模様が無い)
・ヒダは直生状湾生。(有毒種ではヒダが直生〜上生〜離生。)
・柄は中実。
・肉に異臭や不快臭は無い。
*顕微鏡所見
・傘上表皮は平行菌糸で所々に起毛が見られる。(有毒種に起毛は無い。)側シスチジアや縁シスチジアは見られない。(有毒には縁シスチジアの見られるものもある。)
・担子器は4胞子性。
・胞子は多角形、未測定につき後ほど計測結果をお伝えします。
*雑感
特徴はウラベニホテイシメジと一致しており、有毒種とは異なる特徴が多く見受けられましたウラベニホテイシメジの胞子サイズについては後ほど時間をつくって測定し、追ってご連絡いたします。
清水目さんのお孫さんがウラベニホテイシメジ、らしきを発見!!