サクラサルノコシカケ

Phellinus tuberculosus (Baumg.) Niemelä
タバコウロコタケ目_タバコウロコタケ科_キコブタケ属

食不適 木質で固い。
発生環境:通年。主にエゾヤマザクラなどのサクラ属樹木の生立ち木の幹や枝に発生する。多年生。(木材褐色腐朽菌・腐生菌)


高橋郁雄先生からのご提供。背着生で傘を作ることはやや稀でサクラ属樹木の生立ち木に発生するのが特徴。
子実体:背着生~半背着生で時に不正形の傘をつくる。
傘:幅3~10cm程で厚さ0.5~5cm程の半円形や蹄形~丸山形。表面は黄褐色~灰褐色で古くなると灰褐色~黒褐色となり、亀裂を生じる。
傘裏面:管孔で褐色、有層で孔口は円形。
*類似のモミサルノコシカケは、トドマツ生立ち木の幹に発生し、桜木には発生しないので区別できる。
*類似のツガサルノコシカケは、針葉樹と広葉樹の両方に発生し、環溝と環紋あるが亀裂を生じることはほぼ無いので区別できる。