ザラミノヒトヨタケ

Coprinopsis phlyctidospora (Romagn.) Redhead, Vilgalys & Moncalvo
ハラタケ目_ナヨタケ科_ヒメヒトヨタケ属

△	食不適 肉が非常に薄く、小さいきのこでやや悪臭がある。食用としての価値は無いようです。

発生環境：春～秋。様々な森林の落葉地や動物分解跡地、堆肥地などに発生する。（腐生菌）

高橋郁雄先生からのご提供。小型菌。「粗実一夜茸」胞子が粗面なので粗実。４０種程あるアンモニア菌の一つ

傘：直径１～３cm程の小型で卵形～鐘状～平らに開き、縁部が反転する。表面は幼時に綿くず状白色鱗片に覆われるが、成熟するにつれ周辺から脱落し、暗褐色～黒褐色の地肌と条溝があらわれる。
傘裏面：ヒダで白色～暗灰色～灰黒色となり、液化は弱い。並び方はやや密で幅狭い、柄に離生する。
柄：灰色を帯び、白粉状。内部は中空。
肉：暗灰褐色で非常に薄い。やや悪臭がある。　

傘は鐘状となり、白色鱗片は成熟すると周辺から脱落し、暗褐色～黒褐色の地肌と条溝があらわれるのが特徴。