シミタケ

Postia fragilis (Fr.) Jülich
タマチョレイタケ目_ツガサルノコシカケ科_オオオシロイタケ属

食不適 柔らかく湿潤な肉質ですが軟骨質なので食用に向かない。
発生環境:夏~秋。マツなど針葉樹の枯れ木や倒木に発生する。一年生。(木材褐色腐朽菌・腐生菌)


中型~大型菌。「染茸」名前の通り、全体が白色で傷や老成で赤いシミができるのが最大の特徴。
傘:直径5~15cm程で厚さ2cm程の中型~大型。扁平の半円形で基部は厚く樹皮面に付き、無柄で側着生。表面は初め白色で柔らかくて湿潤、傷付けると直ぐに赤褐色に変色し、古くなると乾燥などでしだいに全体が桃褐色~汚褐色に色ずく。
傘裏面:管孔状で白色、孔口は微細で楕円形~角張った楕円形、触れると直ぐに赤褐色~橙褐色に変色する。
肉:白色で柔らかく湿潤な肉質、触るとすぐに赤褐色に変色する。

円山公園の腐朽が進んだ針葉樹の倒木に発生しているのを、3日間観察しました。

湿潤で柔かい子実体を傷つけると直ちに赤い汁をほんの少し出して赤く染まりました。ビックリ!!

古くなると、乾燥などでしだいに赤色の染みが広まり、全体が桃褐色~汚褐色に色ずくのも特徴。

老成となり、少し赤く色づいた写真です。