スエヒロタケ

Schizophyllum commune Fr. : Fr.
ハラタケ目_スエヒロタケ科_スエヒロタケ属

食不適 肉は革質が強くて嚙み切れない。また、人体内で生育して障害を起こすので注意!
発生環境:通年、特に春~秋。針葉樹、または広葉樹の枯れ木や切り株などに発生し、群生する。(木材白色腐朽菌・腐生菌)


小型菌「末広茸」傘表面は粗毛に覆われ、ヒダの一つ一つが縦に裂けて二重になっているのが最大の特徴。
傘:直径1~3cm程の小型で半円形~扇形で縁は内巻きし、切れ込みがある。表面は褐色でその上を白色~灰白色の粗い短毛を密生し、わずかに環紋があることもある。
傘裏面:ヒダ状で白色~灰白色~帯紫色、ヒダは縁で2枚に裂ける。
柄は無い。側着生。
肉:青白っぽい。強い革質。

⁂本種は人の肺に入って奇病を引き起こした報告あるが、菌糸体の培養物からシゾフィランと言う副作用の少ないガン治療薬がつくれているとのことです。

湿度が高いと扇形に広がり、乾燥して縮むと扇がバラバラになり、猫の手が集まったようになるのも特徴。

扇形の子実体は棚状になり、扇の末広がりを連想させる形をしているのも特徴。

傘は天候によって縮んだり開いたして、乾燥にも適応できる生命力が強いのも特徴。