スナジホウライタケ

Marasmiellus mesosuporus Sing.
ハラタケ目_ツキヨタケ科_シロホウライタケ属

食毒不明 食毒が?のきのこを安易に試食などしないこと。
別名:カヤネダケ(川村)
発生環境:夏~秋。砂浜に生育するカヤツリグサ科植物、ハマニンニクの茎や地下茎に寄生して発生する。(寄生菌)


カヤネダケ~スナジホウライタケに修正
傘:直径1~3cm程の小型で饅頭形~平らに開き、中央が窪む。表面は白みがかった明褐色~淡灰褐色。
傘裏面:ヒダ状で傘と同色、並び方は疎で柄に直生~上生する。
柄:長さ2~4cm程で傘とほぼ同色。

⁂2008年7月~9月北海道の石狩浜においてスナジホウライタケ子実体の発生を伴うハマニンニクの大量枯死が観察された。野外調査の結果、ハマニンニクの大量枯死はスナジホウライタケの子実体発生によるもので、これらの結果は本菌が高温かつ高塩濃度で乾燥している海浜環境によく適応し得ることを示している。また分離菌株 Mme1 (NBRC10551)を用いた接種試験の結果、ハマニンニクに対して病原性を有することが明らかとなりました。これらのことから石狩浜でのハマニンニクの大量枯死はスナジホウライタケが寄生したことにより発生したことが示唆された。