スナハマガマノホタケ

Typhula maritima T. Hoshino, Takehashi & T. Kasuya
ハラタケ目_ガマノホタケ科_ガマノホタケ属

食不適 非常に小さくて食用としての価値は無いと思われます。
発生環境:夏~秋。ハマニンニクが群生する海岸の砂浜に菌核が埋没しているが、融雪後の風雨などにより砂浜の地上に現れた菌核から発生する。


小型菌「砂浜蒲穂茸」頭部はこん棒状、傘よりも濃色な顕著な柄を持ち、その先は菌核に繋がるのが最大の特徴
頭部:直径1cm程で高さ2~3cm程の小型。こん棒状~ヘラ形。表面は白色~類白色~成熟すると黄褐色となり、多少の網目や縦に走るしわがある。
柄:長さ1~2cm程の細い円柱形で頭部よりも濃色、根元はこん棒状に膨らみ、菌核につながる。
菌核:小型で中央部がやや窪んだ厚みのある円盤型、帯赤褐色~紫色を帯びた褐色。

⁂写真は石狩浜で撮影したものですが、余市町、網走市、斜里町の海岸からも報告されております。

赤褐色した左中央2つと右下1つが、融雪後の風雨などにより砂浜の地上に現れた菌核です。

頭部の形状は棍棒状~ヘラ形で変化に富み、表面は白色~類白色~成熟すると黄褐色となるのも特徴。