タコアシタケ(仮称)

Hypocreopsis lichenoides(Tode)Seaver Hypocrea Fr
ニクザキン目_ニクザキン科_ボタンタケ属

食毒不明
発生環境:2008年7月20日上川町ホロカ石狩シロエゾマツ園のバッコヤナギの枯れ木から発生。


上川町の佐藤清吉氏が胞子などを調べ、イギリス書物の子のう菌を参考にして同定したものです。
子実体:長さ8cm程の棒状で基部からタコアシ状に20本ほど伸びており、全体の直径は13cm程の肉質。上部は茶褐色で先端が2つになり、中央部は灰褐色でひび割れている。下部から根元は細くなり、灰白色。子嚢は先端部から見られなかったが、灰色の部から見えた。子嚢は円筒状で胞子が8個入っている。子嚢胞子は長楕円形。厚膜の隔壁が一つある。側糸体は太く、上下同大~先端がやや細まる。胞子はヨード反応で淡黄色になるが全部はではない。

佐藤清吉氏が胞子や側糸体、隔壁などを調べて記載したのも。