タコアシタケ(仮称)
Hypocreopsis lichenoides(Tode)Seaver Hypocrea Fr
ニクザキン目_ニクザキン科_ボタンタケ属
? | 食毒不明 |

上川町の佐藤清吉氏が胞子などを調べ、イギリス書物の子のう菌を参考にして同定したものです。
子実体:長さ8cm程の棒状で基部からタコアシ状に20本ほど伸びており、全体の直径は13cm程の肉質。上部は茶褐色で先端が2つになり、中央部は灰褐色でひび割れている。下部から根元は細くなり、灰白色。子嚢は先端部から見られなかったが、灰色の部から見えた。子嚢は円筒状で胞子が8個入っている。子嚢胞子は長楕円形。厚膜の隔壁が一つある。側糸体は太く、上下同大~先端がやや細まる。胞子はヨード反応で淡黄色になるが全部はではない。

佐藤清吉氏が胞子や側糸体、隔壁などを調べて記載したのも。