タヌキノチャワンタケ

Peziza micropus Pers.
チャワンタケ目_チャワンタケ科_チャワンタケ属

食毒不明 食毒が?の疑わしいキノコは食べないのが無難!!安易に試食などしないこと。
発生環境:秋。広葉樹の朽木やシイタケの古いホダ木などに発生し、単生~散生する。(木材腐朽菌・腐生菌)


小型~中型菌「狸茶碗茸」材上に発生するチャワンタケの一種をタヌキノチャワンタケと称している。
子実体:直径2~5(8)cm程の小型~中型で椀形~皿形 となり、縁は内側に巻き細かな鋸歯状になる。内側は子実層面で黄褐色~栗褐色を帯び、平滑。外側面は白っぽく、ほとんど平滑で細かい粉状~糠状。
柄:ほとんど無い。外側面の下の中央で基質に固着する。
肉:脆い。

*類似のモリノチャワンタケは、初夏~晩秋に倒木や落葉・落枝に発生し、色は淡い黄褐色で椀の縁は多少ぎざぎざしている。本種と非常に似ているので胞子観察が必要です。
*類似のクリイロチャワンタケは、夏~秋に発生し、地上生。色は茶褐色~暗褐色なので区別できる。
*類似のニセクリイロチャワンタケは、春~初夏に発生し、地上生。大型で実層面は赤紫褐色なので区別できる。

材上にでるホコリタケをタヌキノチャブクロというように、材上にでるのでタヌキノチャワンタケと言う

子実体の縁は内側に巻き細かな鋸歯状になるのが特徴。

子実体の内側は子実層面で黄褐色~栗褐色を帯び、ほぼ平滑です。

材上に発生するチャワンタケには、モリノチャワンタケもあり、胞子観察が必要です。

外側面は白っぽく、ほとんど平滑で細かい粉状~糠状なのが特徴。