タルゼッタ カティヌス

Tarzetta catinus (Holmsk.) Korf & J.K. Rogers
チャワンタケ目 ピロネマキン科 タルゼッタ属

食不適 小さくて触るとぼろぼろ崩れてしまうので食用に向かないです。
発生環境:夏~秋。ミズナラなど広葉樹の落葉がある地上に発生する。(腐生菌)


小型菌。和名が無くラテン語の学名を使用している。白い椀の縁に、ノコギリの歯のような切れ込みがある。
子嚢盤:傘は直径2~5cm程の小型で椀形。内側は淡いクリーム色〜淡黄土色で縁には鋸歯状でノコギリの歯のような切れ込みがある。外側は白色の短毛に覆われてビロード状。
柄:無柄。もしくは短くて太い柄がある。

*類似のタルゼッタ クプラリスは、学名がTarzetta cupularis (L.) Svrčekですが、本種と同じくタルゼッタ属で椀の縁部に小さな三角形の歯を持つ、椀の縁部の違いで区別できる。