アネモネタマチャワンタケ

Dumontinia tuberosa (Bull.) L.M. Kohn
ビョウタケ目_キンカクキン科_タマキンカクキン属

食不適 子嚢菌類の小さい菌核菌。食用価値は無い。
別名:アネモネキンカクキン,
発生環境:早春。キクザキイチゲ、ニリンソウなどアネモネ類の群落の地上に発生する。


可憐で美しい春の妖精花と言われるキクザキイチゲやニリンソウの生きた根で菌核を形成する。
*子実体は肉質の子のう盤(頭部)と柄からなる。
頭部:径1~3cm程の小型で初め小球形~次第に開いて茶碗状になる。茶褐色で子実層は上面に形成。
柄:大部分は地中にあって数cm~10cmにもおよび菌核につながる。
*子嚢胞子はアネモネの葉に感染し、やがて菌糸は茎から地下茎に移行し、ここに新たな菌核を形成して翌年の子実体(子嚢盤)の発生源になる。

地上に見えている柄の部分は3~5cmくらい。

黒色菌核の大きさは2cm前後。

気流や温度と湿度の変化に反応して子嚢胞子を噴出する。

イチリンソウ属草花の、 真下の地面から発生する。