チャホウキタケ

Ramaria stricta (Pers.) Quél.
ラッパタケ目_ラッパタケ科_ホウキタケ属

食不適 肉は硬くて苦いので、食用に向かない。
発生環境:夏~秋。針葉樹や広葉樹の朽木や落ちた枝葉、また埋もれ木や花壇などの、腐葉中に白色菌糸マットを作り、柄の基部に菌糸が包み込んで発生し、数本が束生する。(腐生菌)


高橋郁雄先生からのご提供「茶箒茸」和名ですが、色は黄色~黄土色で白色菌糸マットを作り発生するのが特徴
子実体:高さ4~10cm程でやや太くて短い柄から数回分岐してホウキ状となり、先端が尖る。基部は汚白色で上部の表面はチーズ色~黄土色で微粉状、古くなると淡褐色~黄褐色化。傷で暗赤紫色変する。
肉:ほぼ白色でやや苦いが温和臭。硬くて弾力あるり丈夫。断面は紫がかった褐色に変色。

*類似のチャホウキタケモドキは、針葉樹の腐朽木上に発生し、色が黄土色~茶色系で先端が緑色を帯びることがある。傷つけても変色しないので区別できる。

*類似のコガネホウキタケは、傷つけても変色しない。ので区別できる。

大川原辰紀氏からの御提供。古い子実体にて淡く褐色を帯び、傷ついた部分は紫褐色とっている。

顧問の小川貴由樹氏からのご提供。2022年9月29日、青森県三戸郡の広葉樹腐朽材上に発生していた写真