ナミダタケ

Serpula lacrymans (Wulfen) J. Schröt.
イグチ目_イドタケ科_ナミダタケ属

食不適 木材に深刻な被害を引き起こしている病菌です。食べられず。
発生環境:秋~冬。白色糸状の菌糸が木材から栄養をとりながら生長して繁殖器官の子実体を針葉樹材上や木造建物の床などに形成して発生させ、基物の表面に沿って広がる背着生。(木材褐色腐朽菌・腐生菌)


高橋郁雄先生からのご提供「涙茸」水分量が過剰時は菌糸の先端に水滴を溜めることからナミダタケの名がある
子実体は背着生で材上に広がるが、しばしば縁部が反転して棚形をつくる。
子実層面はやや膠質、黄褐色~錆褐色で浅い孔を不規則に形成し、水滴を分泌する。周縁部は白綿状菌糸層に囲まれる。
肉:スポンジ状で軟らかいが、乾くと脆い。
胞子は楕円形で黄褐色、厚膜。9~12×5~7µm。

⁂本菌ナミダタケは、低温型のきのこで冬期に北国の木造住宅において床下の板や柱を侵す重要な害菌となっています。

中標津町の佐藤康彦氏からのご提供。涙茸の名前の通り、含水量が多くなると水滴(涙)を出すのが最大の特徴

中標津町の佐藤康彦氏からのご提供。リグニンを分解できない、セルロース腐朽菌(褐色腐朽菌)です。