コキララタケ

傘：直径２～３（５）cm程の小型で卵形～鐘形で後に平らに開き、やがて縁部が反り返る。表面は黄褐色で指で触れば剥脱する、落ちやすい粒状鱗片をつけ、中央付近まで条溝を生じる。
傘裏面：ヒダで白色～黒褐色となり、液化はしない。並び方は密で柄に離生する。
柄：白色で平滑～微細な毛（柄シスチジア）があり、根元に黄褐色のオゾニウム、菌糸マットがある。内部は中空。
肉：ごく薄く、白色～淡黄色で温和臭。
＊類似のキララタケは、根元に黄褐色の菌糸マットを持たないので区別できる。
＊類似のコキララダマシは春先に発生するので区別できる。
＊類似のキララタケモドキは、本種と同一種の可能性もあるといわれている。