サビアナタケ

Fuscoporia ferruginosa (Schrad.) Murrill
_タバコウロコタケ目_タバコウロコタケ科_サビアナタケ属

食不適 薄いが硬くて食べられず。
発生環境:2008年10月9日 幹や枝の心材腐朽病で、ナナカマドの樹皮に発生していたもの。一年生(木材白色腐朽菌・腐生菌)


上川町の佐藤清吉氏からの御提供。子実層に細長い剛毛体が多くあるのが特徴。
子実体:硬く、不定形に広がる全背着生で傘を作らない。
子実層面:管孔状で茶褐色~褐色、多層で子実層に細長い剛毛体が多くある。孔口は円形。胞子は広楕円形。2菌糸型で骨格菌糸があり、クランプは無い。剛毛体は30~37,5×5,8~7,8μmで多数ある。

*類似のチャアナタケは、広葉樹のみに発生し、暖温帯に多い。胞子は有色で剛毛体はない。胞子観察が必要。

*類似のチャアナタケモドキは、広葉樹と針葉樹に発生。胞子は無色で剛毛体がある。胞子観察が必要。