チャヒメオニタケ

傘：直径４～７cm程の小型～中型で饅頭形～中高の平らに開く。表面は淡黄色～淡橙黄色地に帯赤褐色～橙褐色の粉状小粒を密に被り、微粉状～ビロード状。縁部に被膜の残片を付着する。
傘裏面：ヒダ状で白色～淡クリーム色、縁部にシスチヂアがある。並び方は密で柄に直生～上生する。
柄：長さ４～７cm程で淡橙黄色、上部に消失しやすいつばがあり、つばより上は平滑、つばより下は橙褐色の綿毛鱗片に覆われ、ささくれる。内部は中実～随状～中空。

＊類似のシワカラカサタケは、傘表面が黄褐色状で微粉状、周辺は淡色となり小じわが多いので区別できる。

＊類似のシワカラカサタケモドキは、傘はレモン色で永続性の細かい粒点に覆われるが放射状のしわが無いので区別できる。

＊類似のオオシワカラカサタケは、大型となり、傘表面が鮮黄色で微粉状、しわはあるがあまり目立たずコガネタケに似ている。柄に整った膜質のつばを持ち、つばより下はササクレ鱗片状にならないので区別できる。

＊類似のコガネタケは、傘にしわが無く、ヒダが黄色～黄褐色を帯び、やや汗臭いような臭いがあるので区別できる。

＊類似のチャヒメオニタケは、傘と柄は淡い黄色地に橙褐色～赤褐色の粉状物に覆われ、傘縁に被膜の残片を付着するので区別できる。

＊類似のヒメオニタケは、傘表面は肉桂色～茶褐色で微粒状物に覆われるので区別できる。