かねて親交のあった森林ボランティアグループ「クマゲラ」さんの設立１０周年記念式典があり、当会もお祝いに駆けつけました。当日の行事は、記念植樹と懇談会、そして、活動フィールドの見学会と盛りだくさんのプログラムでした。式典の最初は記念植樹で、石狩市厚田区で「クマゲラ」が取り組む『千年の森』会場で、カシワやアカエゾマツ約１００本を参加者全員で植えました。植樹後は関会長の案内で千年の森づくり活動の話を聞きながら植林地の散策です。壮大な取り組みに参加者は皆感心しきりでした。植樹終了後は会場を八幡コミセン移し、１０周年を祝う式の挙行と懇談会が行われました。はじめに関会長より会の設立からこの１０年の歩みが述べられ、そして、これからの１０年も変わりない賛同と協力を寄せてほしいと結ばれました。式典では、北海道、石狩市、北海道森と緑の会より祝辞が述べられ、参加者全員もその場で紹介を受けました。引き続き、懇談会に入り、参加者は昼食をともにしながら日頃の活動について語り合っていました。会場には、記念寄せ書き用の「労働安全旗」も用意され、参加者は思い思いに記念の言葉を書き記していました。午後は、石狩市五の沢1013林班28小班の会員活動地に移動し見学会です。この場所は、「クマゲラ」が生まれ育った場所とのことで、会員の思い入れも深く、間伐や遊歩道など、丁寧に整備されています。会員相互の技術研鑽、小中学生の森林学習フィールドとしても活用しているとのことでした。この場所が地域にとってかけがえのない森となることを願い、最後に活動の安全を誓い合い、すべての行事が終了しました。
（阿部昭彦記）