きのこフォーラム活動報告
第12回 NPO法人藻岩山きのこ観察会フォーラム報告
2015.05.11
第12回きのこフォーラム(きのこ写真展・総会・きのこ講演会・懇親会)が平成27年4月26日(日)、札幌すみれホテルで、130名(会員:113名・一般:17名)が参加し、和やかにすべての行事が進み恒例の中締め三三七拍子は、張替氏の後継として新たに佐藤正盛氏無事終了致しました。
すみれホテル3階ロビーに食・毒・不適・間違えやすいきのこなどに分け、一つのフレームに四つ切写真4枚と形態などの説明を記入したワイド写真を124枚展示。講演会などに参加の100名ちかくの参加者が熱心に見入り、キノコ談義も盛んな様子でした。(番匠記)
中田理事長から、昨年は、札幌市長から10周年記念行事の記念誌として発行した「藻岩山の森林ときのこに関わるきのこたち」を学校関係へ寄贈するなどの行為が認められ、感謝状、また2度目の環境賞も頂きました。さらに、道知事から継続して実施してきた森づくり活動などの実績が認められ森づくりコンクール、ボランティア部門の最優勝賞を頂きました。これも会員皆様方の当会活動へのご尽力の賜物と感謝する旨の挨拶がありました。
議事は議長に選出された長谷川衛さんのもと、平成26年事業及び決算、平成27年度事業計画及び予算案が全会一致で可決承認されました。また役員改選があり、中田理事長はじめ理事、監事全員再任ということで承認されました。出席者:80名。(番匠記)
本会顧問の西原羊一さんが昨年につづき「北海道の冬虫夏草」という題で続編として話された。30年ほど前までは北海道には「冬虫夏草」は殆んどいないとされていたが、その後発見が相次いだことや、特に70年〜50年前のトドマツなどの植林地が今や成熟林となって、腐朽した倒木などが「冬虫夏草」の発生場所になっていることなどを、たくさんの珍しい冬虫夏草のスライド写真で説明いただき、北海道の森林の移ろいの歴史が「冬虫夏草」の新種や珍しいものの発生と関わっていることを教えていただきました。時間一杯になっても未だ未だ話は尽きない様子で、質問も3人の方で打ち切らざるを得ない状況で講演の終わりを迎えました。出席者:100名。((山川記)
きのこフォーラムは写真展と総会から始まり、きのこ講演会と続いて締めくくりは、お楽しみの懇親会です。冬虫夏草の講演で興奮さめやらぬ中、事務局の誘導で会員皆様は、ポルチーニほか馴染みのきのこ名を冠したテーブルに分散着席。本年は張替宣男氏が総合司会として進行を司り、はじめに中田理事長の夫君正行氏への黙祷が捧げられました。つづいて理事長挨拶、市議会議員細川正人氏の祝杯で歓談に入りました。今回は地方選挙の年でもあったことから、来賓として各議会に再選された会員の紹介もありました。
引き続く余興の部では、司会に吉崎修二氏が復帰し、名調子によるカラオケ進行で歌い手、会場ともに大盛り上がりでした。また、太鼓演奏の名手、井尻哲男氏も昨年と趣向を変えた太鼓の絶妙な演奏で会場をうならせていました。恒例の中締め三三七拍子は、張替氏の後継として新たに佐藤正盛氏が担い、がっちりと締めて頂きました。大いに盛り上がった今回の懇親会も時間が押し迫り、締めの乾杯を道議会議員 小林郁子氏の発声で仕上げ、お互いに会の隆盛を誓い、お開きとなりました。(阿部昭彦記)
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