きのこ学習支援の活動報告
6月17日(土)藻岩山でフラワーソンときのこソン?実施
2017.06.17
久しぶりに晴れ渡った絶好の登山日和のこの日、8人の会員(一男七女)が当会として今回で3回目の、本拠地藻岩山は2回目のフラワーソンのために旭山記念公園からの登山口に集まりました。程度の差はあれ植物には「腕に覚えのある」強者ばかりで、日頃植物観察にも力を入れている当会ならではの強固な調査布陣です。
さっそくその布陣振りが発揮され、似たクサイチゴ類もなんなく特定クリア、植物にそれほど詳しくない会員も先行してそれなりの観察力で新たな植物を発見し、詳しい会員が種を特定する仕組みが自然とできあがりチームワークよく順調に進みました。
その中で確認された植物の印象として、真っ先に外来種を持ち出すのは気が引けますが、中腹まで道端にキバナコウリンタンポポが進出し、外来種の多種化、、高所化傾向がここでも確認されました。また、前回の報告書で人為の疑いありとされたセイヨウオダマキが今回も力強く生き残っていることが確認されました。いずれも外来種そのものに罪な無く複雑な心境ですが、セイヨウタンポポに負けじと健気に生きているエゾタンポポを確認できたのが一つの救いでした。
また、チョウセンゴミシ、ツタウルシ、ニガキなどの普段余り目にしない樹木の花を不思議さと驚きもって見つめ、あらためてあらゆる植物の子孫を残すための自然界の営みに思いをしました。さて期待のアオチドリを発見し、コケイラン、サイハイランときて、残るはモイワランと探しましたがサイハイランに化けてしまったか結局は確認できなかったのは残念でした。こうして新たな発見と楽しくも感動の調査は約70種の確認をもって終了しましたが、私たち8人はキノコの採集を含む観察も行い、当会としての本来の活動をも全うしフラワーソン&きのこソンも(笑い)したことを併せて報告致しました。リーダー:中川。同定:中川成、尾方美智代。参加協力:中田理事長、佐藤真弓、吉野敦子、江川俊子、勝木七子、後藤薫。(中川記)
藻岩山きのこ観察会のトップに戻る