きのこフォーラム活動報告
10月3日(日)C班定例きのこ観察会&ゴミ拾い
2021.10.03
昨日降った雨の気配など何処にも見当たらない晴天の月寒公園、高台駐車場脇の東屋には早くから一人二人と笑顔が現れ、みな口を合わせたように「おはようございます、いい天気になりましたね!」とご挨拶。お天気ではなく、みなさんコロナ禍で中止していた定例きのこ観察会の再開を心待ちにしていた笑顔のようです。集合時間には老若男女10名、そして抱っこバンドの中から悠人君のめんこい顔。マスクで感染対策を徹底し、合計11名で観察会は賑やかに始まりました。
出発前に佐々木孝人さんと川上さんご夫妻、そしてご自身が持ち込まれた沢山のきのこを前に中田理事長(班長代行)が一つひとつ丁寧に説明され、シイタケ、モミタケ、キクラゲ、オニナラタケ、ヌメリニガイグチ、ヌメリツバタケ、キチチタケ、ホテイシメジ、カラマツチチダケ、チチアワタケ、ハナイグチ、クダアカゲシメジなどが同定されました。
そして、いざゴミ袋を抱えて月寒公園の散策へ。散策の森遊歩道は、古くから残る自然林と昭和36年開園時に植林した人工林の間を縫っています。散策の森は手入れが行き届いていてきのこが見つけ易く、老菌で判別できないきのこも有りましたが、やぶ蚊を追い払いながらヤマイグチ、ヒラタケ、ヌメリツバタケ、クロハツ、アカハツ、オニナラタケ(ツバナラタケ)、ニガリクリタケなどが見つかりました。新しいきのこが見つかる都度、臭いや色、形状の特徴、食・毒などを中田理事長が詳しく説明され、参加者のキノコ知識を深めるとても良い機会となりました。東屋に戻り、総括ブリーフィングで同定きのこ35種類の確認を行い本日の観察会は終了。かと思いきや、旭川から駆けつけたE班の佐々木孝人さん、リュックから下ごしらえした落葉キノコを取り出して皿に盛り、右手に辛味大根を持ってガリガリ擦り下ろしたところへ醤油をさらっと掛け回して、さぁどうぞと最高の振舞いを。また川上ご夫妻からのポルチーニ入りチーブの差し入れがり、最高の秋日和に恵まれた月寒公園でのC班きのこ定例観察会&ゴミ拾いは、ほんのり松の香りがするピリッとした美味しい落葉きのことヤマドリタケの香りと味がするポルチーニ入りチーズに舌鼓を打ち、みんなニコニコ笑顔で解散となりました。
参加者11名、持ち込み分も含め同定きのこ35種類。(E班小林規人 記)
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