C班きのこ定例観察会の活動報告
5月22日(日) C班 きのこ定例観察会報告
2022.05.22
5月22日(日)9時〜12時 月寒公園できのこ定例観察会を実施、
朝から穏やかな天候に恵まれ、キノコ観察には格好の条件でした。終盤には少し風が強くなりましたが。月寒公園高台駐車場に9時までに集合した参加者は、班長代行の中田理事長をはじめ13人。お子さん2人を連れたカップルの方もおり、バラエティーに富んだ年齢層からの参加となりました。
中田理事長の挨拶と参加者全員の自己紹介を終えてから、配付されたゴミ拾い用の袋を各自携えて活動開始。キノコについて全くの素人で初参加の自分にとっては、「この時期、まだキノコは出ていないのでは」と内心思いながら、どちらかというとゴミ拾いと散策が主体になるのではないかと考えておりました。
しかし、参加者の方々がときどき枯れ木や切り株の根元や幹に生えているキノコに気付いて、「これは何というキノコだろう?」とつぶやいたり、近くにいる人に尋ねたりするので、キノコはもう出ていることが分かりました。ただし、すべて食べられないキノコですが…
元気なお子さんが目ざとくキノコを見つけて、「これ食べられるの?」と聞いているのが印象的でした。その都度、中田理事長やキノコに詳しい班員の方々が、丁寧に詳しく説明されていました。散策路のあちこちには春〜初夏の花々が一斉に咲き始めたという感じでとても心地よく、また、公園内の池のほとりには藤棚があり、花の芳香が鼻腔をくすぐる時期だったことは幸いです。
池にはボート漕ぎを楽しんでいる人たちがおり、マガモも泳いでいました。陸に上がって休んでいるマガモもいましたが、私たちが近づくと驚いて池に避難する場合もあり、ちょっとしたエピソードになりました。
ゴミ拾いとキノコ観察、散策を終えて集合場所に戻り、中田理事長から採取したキノコについてのお話がありました。採取したキノコは、ニガリタケ、カワラタケ、ツリガネタケ、アセタケの仲間の4種類ですが、どれも食用には適さず、なかでもニガリタケは誤食しやすい三大毒キノコの一つで、アセタケの仲間のキノコも毒があるとのことでした。
残念ながら食用キノコは誰も(?)発見できなかったようですが、それぞれのキノコの特徴や生息場所、見分け方、キノコの採取の仕方などについて知ることができました。
なかでも食べられないキノコにもそれぞれに役割があるという理事長のお話には目から鱗が落ちた思いです。毒キノコの毒はヒトにとっての毒、ということが納得でき、とても有意義な活動でした。
また、最後に理事長から振る舞われたおやつと珈琲は、気のせいか格別美味しく感じられ、ぜひまた参加したいと思いました。 (記、E班・和田基興)
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