きのこフォーラム活動報告
9月25日(日)イベント家族きのこ観察会
2022.09.25
昨年はコロナ緊急事態と旭山公園に熊が出没にて開催を約1か月延ばし、10月24日(日)にミニとして円山公園で実施した次第ですが、今年は天高く澄み渡る青空の元、家族きのこ観察会が旭山記念公園噴水横広場集合で開催されました。未だコロナ感染者が結構多いので残念ながら今年もキノコ汁無しで実施したが、それでも約50人の方(会員30名、一般20名)が参加されました。
中田理事長が蜂に気を付けて、また怪我の無いようにとの代表挨拶後、3班に分かれて森へ入り、それぞれキノコ観察を楽しみながら採集し、1時間半ほどで戻ってきました。採集したキノコは31種でこの時期としては意外に少なかったですが、清水目さんや木村(敏)さんの持ち込み53種を加えると約84種類となり、鑑定テーブル上はかなりのボリューム感でした。
鑑定会では、説明の先生とそれを補足する中田理事長との調和が絶妙で、華やかな「中田節」を抑えた、さび「中田節」が冴えていました(年のせいではありません?)。トフンタケや種の定まらないキッコウスギタケモドキの仲間など、どの図鑑にも載らないフウセンタケ科の種など、新種まがいの珍しいものもあり、参加者は新種発見の期待を抱きなが熱心に聞き入っていました。
鑑定会の説明に当たっては小林先生にアセタケの仲間、星野先生に3種の説明をいただきましたが、その殆どは小川貴由樹さんが説明をして下さいました。
小川講師は菌学会のお話なども交えての知識の深さに凄いものがあり、非常に珍しいアオノキノコヤドリタケ、キイロウラベニタケ、コヌメリスギタケなどをいとも感歎に同定し、その説明に参加者一同が釘付けとなりメモを執ったり、質問をしたりで真剣に学んでいました。お陰様で今年は大変有意義な鑑定会となり、12時頃に無事に終了。講師の先生方ありがとうございました。キノコを用意してくれた会員の方々、受付の方々、森の案内の方々、キノコ記録係の方々ご苦労様でした。なお、この行事は「北海道森と緑の会」の助成を受けて実施しています。スタッフ会員 中田理事長、藤田、山川、松原、清水目、荻原、尾方、中川(以上敬称略)(D班 中川 記)
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