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10月1日(日)定例きのこ観察会(C班)
2023.10.01
今年度最後のC班定例きのこ観察会当日は、前日の天気予報ではくもり後雨と天気が心配でしたが、当日の朝は快晴となり、とても気持ちの良いスタートとなりました。
9:10 19名の参加者があり、中田理事長による3名の新入会員の紹介、参加者の点呼から始まりました。そして9月24日(日)「イベント家族きのこ観察会」で採集された「ウラベニホテイシメジ?」についてのお話がありました。「ウラベニホテイシメジ」と「イッポンシメジ」の区別はたいへん難しく、あらためて中田理事長が本菌を観察した結果、採集された「ウラベニホテイシメジ?」は現時点で「イッポンシメジ」の可能性が高いそうです。今後、胞子観察などを進めていきたいとのお話でした。
9時20分、いよいよきのこ探しに散策路を歩き始めて、すぐボリボリの群生がありました。「えっ?これがボリボリなんですかー?」「食べられるんですかー?」といった声が上がりました。でも残念なことに流れ始めているものが多かったです。この後またも2か所にボリボリの群生を見つけました。また散策路の崖下の枯れ木についているヒラタケを発見。ベテランの方が果敢に崖下を下り枯れ木のままヒラタケを採集してきました。とても天気が良く、森の中を歩いていても汗が出てきます。
今回の観察会で多く見られたのが、キショウゲンジとタヌキとキツネでした。「このきのこは何ですか?」という初心者の質問に、ベテランの皆様が「これはキショウゲンジと言うんだよ。」「これはタヌキノチャブクロ、木についているから。これは土に生えているからキツネノチャブクロ。」ととても丁寧に教えてくれました。約1時間ちょっとの森の探索が終わりました。
10時45分、中田理事長を中心に観察会が始まり、何と約70種のきのこが並べられ、中田理事長から一つ一つ丁寧に説明していただきました。参加者の皆さんは、ヒラタケとウスヒラタケの区別、サンコタケの悪臭、イッポンシメジの群生、ナラタケ(ボリボリ)の見分け方、クサウラベニタケの特徴などとても真剣に聞いていました。
11時50分、「これで今年度最後の観察会を終わります。」中田理事長があいさつをした途端、雨がポツポツと。あれほど天気が良かったのに、終わると同時に雨が降ってきました。
さすが中田理事長!持っています!
同定きのこ。
イボテングタケ、サクラシメジ、タマゴタケ、西洋タマゴタケ、シャカシメジ、ヒラタケ、ウスヒラタケ、アラゲキクラゲ、ホシアンズタケ、ウコンハツ、アシグロタケ、タマゴタケモドキ、コタマゴテングタケ、コテングタケ、キシメジ、コムラサキシメジ、ウスムラサキフウセンタケ、カワムラフウセンタケ、カワリハツ、ナラタケ(ボリボリ)、キショウゲンジ、アカハツ、ニガクリタケ、カワラタケ、ドクベニタケ、アカヤマタケ、マルミノツエタケ、サンコタケ、クサハツ、オオミノミミブサタケ、ワサビカレバタケ、スギタケモドキ、クサウラベニタケ、イッポンシメジ、アメリカウラベニイロガワリ、ナカグロモリノカサ、ハラタケの仲間、キヌモミウラタケ、ヒダハタケ、チシオハツ、ヒロヒメホウキタケ、ノボリリュウ、ウコンガサ、ブナハリタケ、チシオタケ、ニオイコベニタケ、コショウイグチ、ウラベニガサ、ホコリタケ、サマツモドキ、フウセンタケの仲間、エセオルニキ、チャホウキタケ、テングタケ、モリノカレバタケ、ワカクサタケ、オニイグチモドキ等
(梶野 記)
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