ホテルロイトン札幌で第７回「NPO法人藻岩山きのこ観察会」総会、きのこ講演会、写真展、懇親会が開かれました。山川理事の司会で総会開会が宣言され、中田理事長から会員の皆様の多大なご尽力をもって１年間順調に活動が出来た事へのお礼、特に札幌市から環境賞を受賞したことや、ゴミ拾い活動の継続はもとより自然界の中での森林および森林生態系の中での菌類の役割を認識し、会員の皆様や森林ボランティア団体の皆様と手を携えて次世代につなげる森づくり活動を継続して行きたい事、そして本年も安心安全に楽しくきのこ観察会を行いたく皆様のご協力をお願いする旨の挨拶がありました。
　その後、議長に渡部東司氏が選出され、平成２１年度事業および決算報告、平成２２年度の事業および予算案が審議され、すべてについて全会一致で承認可決されました。最後に平成２２年度の理事と事務局員の紹介がありました。
　総会の後は、高橋郁雄先生による「きのこ講演会」が行われました。演題は「菌類（キノコ）が森で果たす役割」で、とくに外生菌根菌について詳しく解説され、且つ代表的な菌根菌とその発生環境・樹木との関連性等の説明は大変参考になりました。パワーポイントを駆使してのお話は時間を忘れさせる興味尽きない内容でした。１４４名（会員９４、お客様３９、学生１１）もの大勢の方が熱心に聴講され、また講演会場の外では例年通り藻岩山のきのこ写真展を行い、こちらもまた沢山の方が熱心に見入って居られました。
　１８時３０分からは隣の大広間に移り懇親会が行われました。松原事務局長の司会と加藤副理事長の祝杯で幕を開け、暫時食事と歓談の後、多くの方からご提供でいただいた様々な品物のオークションが行われ、加藤民雄さんがせり人になり、可笑しく楽しく盛り上げて下さり、すべての品物が完売となりました。品物をご提供下さった皆様のご好意とお買い上げ頂いた方々のご好意で集まった売上げ２６，４５０円は会の雑収入として計上し、会の活動に使わさせて頂きます。有難うございました。続いて、黒田隆志氏の司会で、谷内茂氏のハーモニカ演奏、カラオケが始まり次々と自慢の喉をご披露される方が続き、場はいやでも盛り上がり時間がどんどん過ぎました。そして歌のトリは会の歌「仲良く楽しくポルチーニ」で丸山正雄さん（編曲者）のリードでの全員合唱となりました。最後は恒例になった張替宣男氏の中〆の三三七拍子と加藤副理事長の打ち上げの乾杯そして参加者の満面の笑みのうちに懇親会を終えました。