ツルタケ

Amanita vaginata (Bull.) Lam.
_ハラタケ目_テングタケ科_テングタケ属

× 毒成分として溶血性タンパク質が含まれている。食後数十分後に腹痛、嘔吐、下痢、頻脈、不安感など胃腸系と神経系の中毒を引き起こし、特に生食ではひどい溶血を起こすといわれている。
発生環境:夏~秋。マツなどの針葉樹林地、またはブナ、コナラなどの広葉樹林の地上に発生し、単生~散生する。(外生菌根菌・共生菌)


中型菌「鶴茸」和名は、傘の大きさに対して柄が細長く鶴の立ち姿を思わせることから命名された。
傘:直径3~7cm程の中型で鐘形~ほぼ平らに開く。表面は灰色~濃灰色~灰褐色で中央部は濃色、周縁部は淡色で明瞭に放射状の条線があり、しばしば白色膜片(ツボの破片)をつける。
傘裏面:ヒダ状で白色~淡い灰色、並び方は密で柄に離生する。
柄:長さ9~12cm程で白色、上部は粉状で下部は綿毛状の鱗片に覆われ、根元に膜質のツボがある。内部は中空。
肉:白色。

⁂ツルタケのような外観的特徴を持つテングタケ属のきのこには、数多くの近縁種・変種が認められており、その定義については研究者によって見解が分かれています。

*類似のシロツルタケは、ツルタケの白色変種で色以外は同じですが、白色の傘はしばしば中央が黄色を帯び、長い条線が有るので区別できる。

*類似のカバイロツルタケは、色が樺色なので区別できる。

*類似のテングツルタケは、傘に外皮膜の破片が付着するので区別できる。

*類似のツルタケダマシは、傘に条線を持ち、色合いも本種と似ているが、柄につばを持つので区別できる。

*類似のドクツルタケは、全体が白色で傘に条線が現れない。柄の上部につばがあり、下方のささくれは段だら模様が浮き出るので区別できる。

*類似のニオイドクツルタケは、ドクツルタケよりも小型で薬品臭があるので区別できる。

柄の長さはとよく伸びて15cm程になることがある。

ヒダは白色で並び方は密、柄に対しては離生する。

テングタケ属はつばとつぼを持つのがほとんどですが、ツルタケはつばが無いのが特徴。

灰色の傘に放射状の溝線が目立つのが特徴。

灰色がかった傘色がマナヅルやナベヅルの色とよく似ているため、ツルタケと呼ばれている。

柄は白色で多少ささくれ鱗片状になる場合もあるのが特徴。