きのこフォーラム活動報告
6月17日(水)きのこ写真撮影会 第2回
2015.06.17
このところ連日のように日本列島の各地で、激しい集中豪雨や雷雨・突風など大荒れの天気が続いており、大きな被害をもたらしている。しかし、ここ札幌ではほとんど雨も降らず、しかも高温でカラカラの天気が続いている。こんな中で第2回きのこ写真撮影会を実施。朝から晴れ渡り、気温もぐんぐん上がり、25℃を超える「夏日」となった。事前の調査で、旭山公園ではキノコの発生があまり見られなかつたので急遽、目的地を盤渓市民の森に変更。
市民の森に着くと早速、われら8名のキノコ探検隊は川沿いの林道をキノコを探し求めて歩き始め、まず最初に目に入ったのはホウキタケの仲間だった。コケの生えた直径20?ほどの倒木に、シャンデリアを逆さまにしたよう格好で4〜5本生えていた。「ラッキー!!」思わず誰かが声を発する。このキノコはフサヒメホウキタケといい、豪華なシャンデリアを連想させる珍しいキノコだった。「幸先がいいね!」と、また誰かがつぶやいた。キノコはまだ生長途中だったので写真撮影をした後は、その後の生長の様子を観察する楽しみのために残しておくことにした。次に、食用になるヒラタケも見つかった。「美味しそうだなぁ!」と言いながら、代わる代わる写真に納めた。その後、キララタケや傘表面が薄黄色で裏のヒダが黒っぽい不明種やイタチタケ、オオチリメンタケ、コフミヅキタケ・・・・など、種類や数は少ないながらも16種類ほどのキノコを見つけた。中でも林道脇で見つけた中型のキノコが、アカゲシメジかを目下同定中である。豪雨や突風だけは来てほしくはないが、キノコの発生のためにも適度な雨が欲しいとことです。
参加者:8名 観察キノコ:16種類(フサヒメホウキタケ、オオチリメンタケ、ヒラタケ、キララタケ、イタチタケ、サクラタケ、シビレタケの仲間、センボンクヌギタケ、コフミヅキタケ、ニオイアシナガタケ(?)、ニガクリタケ、ベニカノアシタケ、ヒロヒダタケ、チャヒラタケ、カラマツシメジ(?)orアカゲシメジ(?) )
藻岩山きのこ観察会のトップに戻る