藻岩山の日支援活動報告
7月29日(日)藻岩山自由研究博覧会2日目
2018.07.29
前日の快晴に続き、最高気温31度の真夏日予報となった。時折、テントがバタバタはためくほど強く吹く風に設営や準備に苦労をしたものの、会員が協力で始めることができた。特に、今回、頼もしかったのは、黒岩会員はじめ、渡辺会員、平木会員の大学生含め若者3名が協力してくれたこと。平木会員は以前会員だったお母さんから引き継ぎ初めて単独で参加してくれた。小さな頃の平木会員しか知らなかった理事長にとっては感激ひとしお。日曜日ということもあって多くの家族連れが立ち寄り、札幌市内で採集されたきのこに興味津々。アカヤマドリを見て「これ、食べられるの?」という子どもや、毒と書かれたきのこに「触ってはダメ!」と必要以上に反応する年配者、若者3人組は渡辺会員を中心に積極的に声をかけ、熱心にきのこについての説明や疑問に丁寧に答えていた。
午前11時からの「もいわ夏の自然観察会」では、親子2組6名が参加。さっそく、大きなきのこの説明をする黒岩会員、サッポロマイマイやエゾマイマイの抜け殻を発見しその違いを説明する土井会員。「キンツリフネの膨らんだ実を触ってみて」と促す尾方会員に、ちょっと触っただけでパーンと弾ける実に思わずびっくりする男の子。帰り道ではカナヘビを発見し見せてあげようと声かけする山川会員。参加の子どもたちも会員らの説明にもしっかりメモを取り、親子でじっくりゆっくり自然観察を楽しんでくれた。午後2時からの「きのこネイチャーゲーム」では、親子連れ7組14名が参加してくれた。大学生3人組が事前に遊歩道に隠したきのこをあれこれ探す子どもたち。みんなで見つけたその後は自然観察しながらの散策。本当のきのこを探そうとする子どもや、ヘーゼルナッツみたいな実がなるツノハシバミや木苺の実、山桑など山の中には実際に食べられる植物があることを知る参加者たち。イベント終了後には中田理事長より参加者全員にお菓子が配られた。
展示きのこは40種類。テングタケの仲間の見極めの難しさ。アマタケとモリノカレバタケとの違いなど、中田理事長のミニきのこ講座も行われた。藻岩山で採取したきのこの鑑定をしてもらう親子や、自分で撮ったきのこの写真をみてもらおうとする熱心な子どももいる中、今回は「きのこ辞典」を購入する家族も。こうしたことは、子どもたちや若い世代の人たちがますます、きのこに興味を持って当会活動に参加してくれるきっかけになってくれればと明るい期待が持てる2日目であった。
2日間参加してくれた尾方会員、土井会員、黒岩会員、協力お疲れ様でした。村上会員からは、差し入れとして新鮮な無農薬野菜をたくさんいただき、後半戦の励みとなりました。
協力者9名:中田理事長、尾方、山川、黒岩、渡辺、土井、村上、平木、佐々木成。(C班 佐々木成緒子記)
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