きのこ学習支援の活動報告
10月6日(土)札幌市博物館活動センター主催「きのこウォッチング大人編」
2018.10.06
前週の親子編に続くもので、20人の一般の方が参加されました。10時に挨拶のあと直ぐに西岡公園の散策コースに向かいました。ほどなく今日の講師である小林孝人さんがハナイグチを見つけ、早速解説します。その後、水源池の下の道へ降りるとコースの両側の藪、草むらにシロトマヤタケ、ニオイアシナガタケ、シビレタケ類、キチチタケなどいろいろ小さな菌類があり、熱心な参加者が次々と講師に差し出します。その度に丁寧な解説があり、10m進むのに10分かかる有様。ついには予定コース半ばで観察は切り上げて屋内会場に戻りました。屋内では、小林講師が菌類の胞子についてレクチャーし、採取した菌類の胞子を顕微鏡で見て同定する実演を行い、参加者に顕微鏡を覗いてもらいました。その後、観察の基礎知識として用語の解説を採取した菌類を使って行い、最後に幾つかの質問を受け12:00に終了となりました。我々はさらに小林さんが胞子観察で同定を進める作業を手伝い、採取した菌類全ての同定を行いました。これらは全て博物館活動センターで乾燥標本にされます。本日のトピックは道央圏では初めてではないかと思われる「コウバイタケ」の発見でした。また熱心なお客さんに触れ、充実感を味わえた1日でした。参加:中田洋子理事長、小林孝人博士、D班土井善徳、B班山川泰弘(山川記)
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