先週9月28日の親子編に続き西岡公園で、札幌市博物館活動センター主催、西岡公園管理事務所共催のもとに大人編が行われました。朝からあいにくの雨模様で、予定を変更して先に座学から始まり、小林孝人先生から観察の基礎知識として、きのこの形状や色の見方など観察シートに記録する時の注意点、要領の説明がありました。丁度、前日に採ったという山採りのきのこを持参された方がおり、それを使っての中田理事長を加えての解説となり盛り上がりました。ここで博物館活動センターが用意した資料が大いに役立ちました。　
ちょうど雨も上がったので全員で森に向かいました。きのこの発生状態はまずまずと行ったところですが、参加の皆さんは熱心にきのこを探し、小さくても古くても見つけては我々に聞きに来ます。あっという間に、予定時間をオーバーしてしまいました。
次いで、室内に戻り、顕微鏡での胞子観察の実演を行い、参加者にも覗いてもらいました。
最後に、中田理事長が中心になって鑑定を行い、きのこ鑑別の注意点などを説明し終了となりました。この後、我々は博物館活動センターに行き、採集したきのこの同定作業を行いました。参加：小林孝人、中田理事長、村上さつき、山川泰弘（文）