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C班きのこ定例観察会の活動報告
7月24日(日) C班 きのこ定例観察会
2022.07.24

7月24日(日)9時〜13時 
 月寒公園できのこ定例観察会を実施。
曇り空でしたが、暑からず寒からずで、キノコ観察には好都合な天候でした。
参加者は前回、前々回参加のお子さん連れの方が参加されなかったので、若干ですが参加者の平均年齢が上がっていました。
参加人数が少なく、一人を除き知識や経験豊富な方々ばかりだったので、セレモニー抜きですぐにキノコ観察開始です。
5日前の道新に、中田理事長の顔写真入りのポルチーニ関連の記事が掲載されたこともあり、ややヤマドリタケ探索モードを帯びている感じでした。
前日までの雨のためか、観察されたキノコの数は多く、鑑定作業に遅れが出るほど群生も含めたくさんのキノコが観察でき、その都度中田理事長がキノコの特徴や他種との見分け方などについて丁寧に説明されました。
観察開始から間もなく、Kさんが黒色に変色したクロハツの群生を見つけました。遠くから見ると黒ゴム長靴の切れ端のようでしたが、れっきとしたベニタケの仲間で、「このキノコから来年ヤグラタケが生えるので、取ってはいけませんよ」と理事長から注意がありました。また、「赤い血が出る」というオオサビハリタケ(大銹針茸)の「血」や、アメリカウラベニイロガワリ(米国裏紅色変)という珍しい名前のキノコも観察でき、さらにニオイコベニタケの美しい桃色には目を惹くものがありました。イタチタケの群生が頻繁に確認され、モリノカレバタケの群生も観察できました。
念願のポルチーニですが、KさんとTさんの脚力と眼力のお陰で、ススケヤマドリタケの可愛らしい幼菌を間近で見ることができました。感謝です。
そのほか、ヒトヨタケ、ガンタケ、ドウシンタケ、シロトマヤタケ、コウジタケ、
ドクベニタケ、カワリハツ、クサハツ、キツネノチャブクロ、ヒメカタショウロなど合計24種が同定されました。参加者:6名。(記 E班・和田基興)


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