きのこ学習支援の活動報告
10月1日(土)JTの森積丹岳地区できのこを支援
2022.10.01
JT関連企業が主催でJT の森積丹『森づくりの日』森林保全活動が開催されました。この度、森林保全活動の生態調査体験を担当されている(株)地域環境計画北海道支社様(以下ちいかん様)からのご依頼により、キノコ講師として中田理事長、送迎係として角田の2名が参加しました。
当日はテントが飛ぶほどの強風でしたが、参加者は午前中は森の植樹活動、午後は生態調査体験として鳥や植物、キノコのビンゴゲームを楽しみ、積丹の森の自然環境について学びを深めました。
ビンゴゲームが終わり、観察できた植物の解説をちいかん様が行いました。その後、キノコの解説を中田理事長が担当しました。イベントの主旨を踏まえ、中田理事長はまず木を土に還す木材腐朽菌としてカイメンタケやチャウロコタケを例に挙げ、森におけるキノコの役割から説明しました。続いて、毒キノコのベニテングタケを例に挙げ、幼菌、成菌、老菌で形が変わることを説明し、参加者の興味を引きました。
他にも、面白いキノコとしてホコリタケを縦に割って胞子の様子を観察したり、マゴジャクシのニスを塗ったような光沢の様子、シロカラカサタケのつばの上下移動を観察し、大盛り上がりの中で時間切れとなりました。最後は、ちいかん様が積丹における「森川海のつながり」の大切さを参加者に伝え、生態調査体験は無事終了しました。
(解説したキノコ)1.カイメンタケ、2.チャウロコタケ、3.ツガサルノコシカケ、4.ベニテングタケ、5.ハナイグチ(ラクヨウ)、6.ホコリタケ、7.ドクベニタケ、8.シロヌメリイグチ、9.オオザラミノシメジ、10.マゴジャクシ、11.シロカラカサタケ、12.ツバナラタケ(オニナラタケ)13.ハナビラタケ。10月3日の下見会と当日も朝〜夕方迄と、2日間とも1日がかりで少し疲れましたが、大変魅力あふれる森林を歩いての、初めてのキノコビンゴゲームにワクワクしました。楽しい時間でした。とのコメントが中田理事中からありました。(C班、角田武記)
藻岩山きのこ観察会のトップに戻る