藻岩山きのこ観察会のトップ >> 活動報告[B班] >> B班活動報告の記事
B班きのこ定例観察会の活動報告
2024年6月23日(日)B班定例きのこ観察会&ゴミ拾い活動報告
2024.06.26

薄曇りの穏やかな天気も後押ししてくれたようで、参加者が計16名の賑やかな観察会となりました。また、小さなお子さんが3人参加してくれたことで、会員の皆さんは広い園内の散策に元気をいただきました。樹音ちゃん(5歳)、小春ちゃん(4歳)、明李くん(2歳)は、仲良くかたつむりを探したり、松ぼっくりの観察をするなどこの公園に溶け込んでいました。
 観察会は、参加者の自己紹介のあと、中田班長代行の班連絡に活用したいとの提案から、スマホLINEのグループ作成からはじまりました。操作に不慣れな人も、転居でB班の観察会に初参加となった黒岩さんのお助けがあり、無事に登録が終了。
 やや遅れてスタートとなった探索の本番は、前回同様、集合時間まで自由に行動するということとなり、1人から数人まで5つの班に分かれての探索になりました。その成果は、広葉樹の大きな倒木に群生するタモギタケに出会えたことや合計24種という収集された菌類の種数にも現れ、鑑定会では冊子「北海道 本州 沖縄などのきのこたち」を持参したメンバーは、しっかり写真、特徴と見比べながら、小林先生や中田班長代行と自分の意見が飛び出す会になりました。
 中田班長代行は解説後に「採集きのこを分類することにより、きのこを鑑定する力を付くのでより観察会が楽しめるので、中田洋子著書きのこ本を必ず持参して活用して下さい。」とアドバイスが。(書棚に飾っている私は、反省しきりでした。)
 今回採取した菌類は、次ぎのとおりです。
ハナビラダクリオキン、アミヒラタケ、ヒロハノチャヒラタケ、カワラタケ、キララタケ、ヒカゲウラベニタケ、タモギタケ、ヒメベニヒラタケ、ウラベニガサ、ツチスギタケ、ヒナノヒガサ、キツネタケ、アシグロタケ、チャウロコタケ、ハチノスタケ、ツリガネタケ、ホウロクタケ、コフミツキタケ、ツチグリ、オシロイタケの同定20種以外にホウライタケの仲間、モリノカレバタケの仲間、粘菌(空飛ぶアメーバ) (記:天野)
採集きのこ分類作業 1

清水目さんが中心に参加者皆さんで採集きのこを分類し、鑑定会開始の準備をしました
採集きのこ分類作業 2

参加者皆さんで採集きのこを分類し鑑定会開始の準備をしました
きのこ鑑定会開始の準備

清水目さんが解説者のそばで本を開くなど、採集きのこの同定に協力。
きのこ鑑定会様子 1

中田班長代行が20種類の同定解説の他、不明種や粘菌などについて説明。
きのこ鑑定会様子 2

中田班長代行が同定&解説したきのこを天野さんが記録。
ゴミ拾い

森林環境保全としてゴミ拾いもしました。
ツチスギタケ(毒)腹痛や下痢などの消化器系障害

モエギタケ科、スギタケ属(腐生菌)様々な林地や路傍に発生。
ヒナノヒガサ(毒)頭痛、幻覚など神経系中毒

ヒナノヒガサ科ヒナノヒガサ属(腐生菌)
様々な林内のかなり朽ちた材やコケ類発生地に発生。
ヒメベニヒダタケ(食毒不明)

ウラベニガサ科ウラベニガサ属(腐生菌)
広葉樹の朽ちた腐木や落枝などに発生。
タモギタケ(食)

タモギタケが群れをなして現れ、出会った会員もただただびっくり!

のトップに戻る