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8月25日(日)B班きのこ定例観察会&ゴミ拾い活動報告
2024.08.27

先の定例観察会が雨天中止となり2ヶ月振りの開催となった8月定例観察会、参加者は班員と家族の皆さんが13名、観察会の活動に興味持ってくれた方が1名の計14名の参加となりました。また、今回は札幌市が「札幌ふるさと再発見」のテーマでテレビ放送を行っている広報番組の取材が宮ヶ丘公園で行われますと中田理事長から会員へお知らせがありましたが、取材スタッフも早々に公園に到着していました。
きのこの探索にもテレビ取材にも最適の日よりとなりましたが、予想最高気温約30度と熱中症注意の温度帯、「取材のテレビカメラを気にすることなく、道に迷うことなく、いつもと同じようにきのこの探索をして少し早めですが10時30分までに鑑定会の場所に戻って来てください。」と中田班長代行の開会挨拶が終わると、小林先生はいつもの定点観察ルートへ2人組で先発、男性4人組はやや遠方を目指すことに、小学生を含む家族と女性陣のグループは無理のないやや平坦なルートにテレビカメラマンと音声スタッフが同行、3つのグループに分かれそれぞれ公園内の木陰の涼とキノコを求めて散策路に散っていきました。
私は男4人組のグループで、サッカーの練習などが行われている芝広場(帰路、芝地にも白色のきのこ単生であり)を横切り、雑木林地に入り低木や笹をかき分けながらの探索を開始。林地の中はしっかりと降った雨のおかげか腐葉の層も水を含んでいる状態で多くのきのこと出会うことができ、取材のディレクターさんもハンディーカメラを手に同行していましたが、凜としたタマゴタケの姿などをしっかりと収めていました。
鑑定会は予定の時刻に始まり、中田班長代行と清水目さんの判定・解説を中心に進行しました。今回採取された菌類は43種で、ハラタケ、タマゴタケなど食が11種、コガネヤマドリ、ウスキチチタケなど不食が15種、毒がナカグロモリノカサ、フクロツルタケなど14種、不同定(不明)が3種(フウセンタケの仲間、コアラホウキタケの仲間など)でした。6月の観察会で現れたタモギタケは、残念ながら同じ場所に見ることはできなかったようです。
活動の様子の取材について、番組作成の担当ディレクターさんから「予定していた収録をすることができました。」と、お礼の言葉をいただき、中田班長代行の閉会挨拶のあと採取した菌類を林地に返し、拾い集めたゴミはそれぞれが持ち帰ることとし、観察会を無事終えることができました。尚、清水目さんの奥さんが手作りのパウンドケーキを沢山持ってきてくださり、今日参加者のSTVさんも入れて18が美味しく頂きました。疲れた体と心を癒すころが出来ました。清水目さんのお心に感謝です。ご馳走さまでした。(天野 記)
清水目さんのお孫さんもキノコを探して下さいました。

17名で実施。内3名放送局員。ゴミ拾いもしたよ!

清水目さんが中心にきのこ鑑定会準備をしました。

3班に分かれ入林、全部で46採集。同定43種類
インタビューに笑顔でお話しする清水目さん。

右から、小川さん、道下ディレクター、阿部さん。

インタビューに清水目さんと天野さんが対応しました。

最後に中田理事長がインタビュー対応しました。

カシタケ(食)主にカシ類林地、広葉樹と外生菌根菌。

形状の良い発生はやや珍らしい。
ベニタケ科のキノコは縦に割けないのが特徴。
フクロツルタケ(猛毒)広葉樹林との外生菌根菌

フクロツルタケの発生もやや珍らしい。
猛毒です。誤食したら多分これ一本で死に至ると思う。
アカジコウ(食)広葉樹や針葉樹との外生菌根菌

今年は採れているようですが、発生はやや珍らしいです。
とても美味しいとのことで、私(理事長)オリーブオイルで炒めて食べてみました。味良し。食感良し。ポルチーニを超える、今迄食したキノコで一番の美味しさでした。

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