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2024年9月14日(土)ぶらりネイチャー「きのこウオッチング」
2024.09.20

札幌市博物館活動センター主催の体験学習会 ぶらりネイチャー「きのこウオッチング」が西岡公園で開催され、中田理事長、小林顧問、荻原理事、会員の大河原さんと坂田の5名が講師役などでお手伝いしました。 当日は約20名の参加があり、博物館センター山崎学芸員による挨拶と諸注意、講師紹介に続いて早速フィールドに入りきのこ探しのスタートです。クロトマヤタケ(毒)、タマゴタケ(食)、テングタケ(毒)、イボテングタケ(毒)などが次々と現れました。きのこを発見する都度、中田理事長からきのこの名前、特徴、見分け方、食毒、発生環境の特徴などが解説され、併せて、図鑑に掲載されている写真との違いを見比べるなど、同一種であっても、キノコのステージによって姿かたちに違いあることを知った参加者も多く、興味深く観察している姿が印象的でした。そんな参加者が一番の盛り上がりを見せたのはシャカシメジ(食)の株とキツネノエフデ(不適)の幼菌(蕾菌)を発見したときでしょう。シャカシメジは美味しいうえに大きな株になることから、参加者にとってもワクワク感がたまらない様子でした。キツネノエフデは残念ながら蕾の状態でしたが、蕾菌を縦半分に割った断面からは鮮やかな赤色が顔をのぞかせ、参加者を驚かせていました。このキツネノロウソク属のキノコは1日程度で姿を消してしまうことから、西岡公園管理事務所の方に経過観察をお願いして「きのこウオッチング」を終了しました。その後、採取したキノコを乾燥標本にして博物館センターに保存するため、当会メンバーは札幌市博物館センターに移動して本格的な同定作業に着手しました。この同定作業では、小林顧問と高校生の大河原会員が顕微鏡を使って胞子を観察して不明種の解消にあたりました。なんと大河原会員は、はじめイッポンシメジの仲間?と思われていたキノコが、「ヒメナカグロモリノカサ」であることを突き止めるという凄いハプニングに頭が下がる思いでした。うれしいことで将来が大いに楽しみであると同時に、当会は安泰です。
この日採取・同定したキノコは35種、すべてを乾燥標本にできるよう分類・名称を表示してこの日の活動を終了しました。(記:坂田康治)
熱心に耳を傾ける参加者たち

手に持つきのこを見入る参加者

皆さんが熱心で色んな質問がありました。

さて、これは何?かな・・・としばし思案!!

参加者は約20名でした。

小林先生に不明?きのこの胞子観察をして頂いています

高校2年生の大川原辰紀君は胞子観察が出来る様になる

大川原君はヒダ切片を取り一人で胞子観察、凄い!!

大川原君は?キノコをヒメナカグロモリノカサと同定


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