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きのこ学習支援の活動報告
2024年9月27日㈮ぐりゅっくの森園きのこ観察会実施報告
2024.10.04

今年も藻岩山きのこ観察会理事長の中田洋子先生を講師としてお迎えし、親子レク活動の一環で、きのこ観察会を実施しました。昨年観察会を実施した認可外保育施設ぐりゅっくの森園舎裏の森では、今年はまだきのこの姿が見られなかったため、園児たちのお散歩コースの一つでもある、近隣の身近な森に、会場を変更し、観察会を行いました。小雨が降る中、歩くコースも、なかなかきつい斜面の上り坂でしたが、大人も子どもも関係なく、参加者全員が夢中で笹薮に分け入り、我先に!と、きのこ探しを楽しんでいる様子でした。皆さんの心の中では、「きのこを沢山見つけたい!」「美味しいきのこ汁を食べたい!」「きのこについて詳しくなりたい!」そんな熱い思いがみなぎっていたようです。きのこを見つけては、中田理事長のもとに走っていき、きのこの話を聞きたい人で、長蛇の列が出来ていました。「これは食べられるきのこですね」と理事長が仰ると、拍手喝采!みんなで発見を喜びました。「わぁ!これはすごいきのこ!見つけてくれてありがとうね〜ぼく偉いね〜!」と、笑顔で優しく声をかけてくださる中田理事長のあたたかなお人柄もあり、参加者のきのこ採取スピードもどんどん上がっていきます。結果、今回の森では43種のきのこが採取、観察できました。中には、その場では同定が難しい「課題」なるきのこも見つかり、「新種なのでは!?」と盛り上がる様子も見られました。今回の森で多く見られた、食べると美味しいことで有名な「ナラタケ(ボリボリ)」の特徴として、「かさの上に、男性のお顔にうっすらと生えているヒゲのようなものとシミがある」という解説がとてもわかりやすい例えだったので、深く記憶に残りました。中田理事長のチャーミングで、わかりやすい例えを用いた解説を、参加者皆さん、熱心に聞いている様子でした。最後に、園児たちから中田理事長へ、感謝の気持を込めて、「森は生きている」という歌のプレゼントを贈りました。多種多様な生物が生息する自然豊かなこの森には、毎日響き渡る園児たちの歌声と感謝の気持ちがしっかり届いているのではないかなと感じる瞬間でした。
【カラカサタケ・シロヌメリイグチ・シロヤマイグチ・ウグイスチャチチタケ・ヤマイグチ・ドクベニタケ・ワタカラカサタケ・カレバタケ・チシオタケ・ホコリタケ・チチタケ・エノキタケ・クサウラベニタケ・ハナイグチ・ワカクサタケ・シロハツ・ウラベニガサ・キツネタケ・ツエタケ・ナラタケ(ボリボリ)・サクラタケ・ニガクリタケ・テングタケ・チャウロコタケ・アカヤマタケ・ハンノキイグチ・ムラサキフウセンタケ・アキヤマタケ・ヒカゲウラベニタケ・ツバフウセンタケ・コテングタケ・コタマゴテングタケ・ウスフジフウセンタケ・キツブナラタケ・アシグロタケ・キショウゲンジ・キオビフウセンタケ(チャオビフウセンタケ)・ヒトヨタケ・チヂレタケ・トマヤタケ・シロトマヤタケ・マクキヌガサタケ・ホウキタケ】 以上、計43種 ※発見順(記 ぐりゅっくの森園 金子)
ウグイスチャチチタケの傘裏ヒダの白色乳液を確認様子

ウグイスチャチチタケだよ!非常に苦くて食べられない

次から次とまたもウグイスチャチチタケ!!

手に3種類持って解説。

コタマゴテングタケ、毒キノコ解説。

さて?フウセンタケの仲間?

キャーッ!!どれから説明しようかね!

ヤマイグチとシロヤマイグチの食べられるキノコで笑顔

皆がキノコ目線になり採集、終盤に説明依頼が殺到!!

最後に採集キノコを並べて鑑定会、43種類キノコ解説


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