B班きのこ定例観察会の活動報告
2025年8月24日(日)B班きのこ定例観察会&ゴミ拾い活動報告
2025.08.25
本日のきのこ観察会は昨日の早朝に雨があがっての二日目にて、多くのきのこの発生が見込まれる予感をしながら、宮ヶ丘公園駐車場に集合しました。朝晩ようやく涼しい風が吹くようになりましたが、日中はやはり非常に暑かったのと参加者が少なかったことでグループ分をしないで一つになって湿地帯と涼しい木陰がある場所での観察としました。
集合場所から鑑定会場所に移動する途中で早速、クロハツの群生に出会い、幼菌や成菌、大きくなった老菌も沢山発生しており、わくわくしながら2つ程とりましたが、クロハツの古い子実体にヤグラタケが発生する可能性があるので、後のお楽しみとして残しました。また、お散歩に来られた方がオブザーバーとしてご参加なされて、きのこを楽しんでいただきました。
私は膝が悪くて歩けずなので鑑定会場所で待っていましたら、皆さんが「沢山出てたよ!」と嬉しそうに戻られ、清水目さんが中心となり観察会準備が行われました。
傘が開いていない黄色で小さいのが沢山でていたとのことでしたが、私も卵形の幼菌に❓でしたので、帰宅後に調べました。初めウスキハナガサかとも思いましたが、非常に小さい0,5cm程の幼菌の傘を切断すると、ヒダがやや疎でしたのでキツネノハナガサと同定。ウスキハナガサはキツネノハナガサとそっくりで全体が黄色いきのこですが、ヒダの並びは密なので区別できます。
尚、お散歩の女性が「何してるのですか?」とのことでお出でになり、ご参加され、「楽しかったです。次回の観察会も参加したいです!」との嬉しいお言葉を頂きました。私の差し入れの他に、尾方さんからお菓子と冷たいコーヒーとレモンティーの差し入れがありましたので、きのこ談義をしながら美味しく頂きました。参加者:5名とオブザーバー2名の合計7名。同定:49種類。きのこ解説者:清水目賢治、中田洋子。きのこ採集一覧表記載者:清水目賢治。(記 中田洋子)
宮ヶ丘公園駐車場から鑑定会場所へ移動中に発見!!
清水目さんは、採集したほとんどのきのこを同定しました。また鑑定会では、はっきりとした口調で大きな声で分かり易く、きのこを解説して下さいました。
きのこ全体の色が淡い黄色でしたので、初めはウスキハナガサかとも思われましたが、ヒダがやや疎でしたので、キツネノハナガサと同定。
*類似のウスキハナガサは、黄色の色がやや淡く、ヒダが密です。
コブリブナノモリツエタケは、ブナノモリツエタケよりも小型菌。傘はやや粘性があるが、乾くと放射状のしわを生じ、縁部は網目状になる。ヒダが疎~かなり疎なのが特徴です。
ウスキチチタケは、傘色が淡い黄土色で傷つくと紫色のしみとなる。柄は傘とほぼ同色であばた模様があり、傷つくと紫色のしみとなる。ヒダは淡い黄色を帯び、傷つくと紫色のしみとなる。白色乳液は無変色~しばしばゆるやかに紫色となり、後味に苦みがある。
*傘・ヒダ・柄・肉のきのこ全体が傷により紫色に変色するのが最大の特徴。
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