A班きのこ定例観察会の活動報告
2025年8月23日(土)A班きのこ定例観察会&ゴミ拾い活動報告
2025.08.28
第4回目の当日は曇り空、前夜に雨が降り蒸し暑い日となり、また、雨が心配されましたが、無事に実施となりました。
夏も終わりに近づき、雨が降るごとに朝晩涼しくなり、季節の変化を感じます。キノコも同様、たくさんの種類が見られるようになった定例観察会でした。
笹薮のそばで、小さいながらも血赤色〜橙赤色の表面が森の中で光るタマゴタケが見つかり、みんなで喜んで観察しました。
針葉樹と広葉樹の混合林の地面から大きく成長したクロハツ(傷をつけると赤から黒に変色)。クロハツモドキの変色はクロハツと同様でヒダが密。ニセクロハツ(傷をつけると赤変するが黒変せず)、シロハツはヒダと柄の間(柄の頂部)に青い線がある。食ではあるが、同定が難しく、食さないことを推奨との同定方法や違いなどを詳しく教えていただきました。
ハツタケの仲間、ベニタケ科のクロハツが古くなった子実体にヤグラタケというキノコが発生することがあると聞き、いろんな場所での植生に心が踊りました。
オオキヌハダトマヤタケとキヌハダトマヤタケ。下面が針状のチャハリタケ。同じく針状のシシタケモドキ。昔し香辛料として使ったと言われるコショウイグチはかじると本当に辛く、好奇心旺盛な子どもたちも、「からーい!!」と味覚でも観察することになりました。
球状のキノコ、チビホコリタケ、ヒメカタショウロ、スッポンタケの幼菌。似ているようで、触り心地、真二つに割ると全く違う形態に驚きました。
その他、シワホウライタケ、フウセンタケの仲間、クサハツ、サクラタケ、カヤタケ、ニカワホウキタケ、イヌセンボンダケ、サツマモドキなどを観察することができました。
採取の仕方や同定の仕方、食べ方まで教えていただき、とても有意義な会となりました。
ゴミも子どもたちが沢山拾ってくれました。
きのこ解説者:滝沢和文、中田班長代行 参加者:15名(大人10名、子供4名、オブザーバー大人1名)
同定:45種類。 採集きのこデータベース:滝沢和文 (記 山路かおり)
初めて参加されたみのりちゃん(幼稚園児)が、トフンタケに似た不明種を発見しました。
林内できのこ探しをしていましたら、山路さんが少し遅れてご参加し、ビックリするほど大きいアカヤマドリタケとタマゴタケを持ってきて下さいました。
頼りにしている滝沢さんは来ないのかな❓と思いましたが、鑑定会が始まる頃に朝どりしたキノコ持参で来て下さり、きのこの仕分けなどの開始準備の協力をして下さいました。
とても暑い日でしたので、木陰にいた滝沢さんを呼んで、きのこの解説をしていただきました。
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