シラウメタケモドキ

Hemimycena lactea (Pers.) Sing.
ハラタケ目_クヌギタケ科_シラウメタケモドキ属

食不適 非常に小さいきのこで、食用としての価値は無い、
発生環境:秋。主にエゾマツやトドマツなどの落ち枝や落葉が多い地上に発生し、群生する。


高橋郁雄先生からのご提供。極小型。全体が白色で小さくて可憐!!マツ林の地上に群生するのが特徴。
傘:直径1cm以下の極小型で饅頭形~鐘形。表面は白色~灰白色で放射状条線がある。
傘裏面:ヒダ状で白色、並び方は疎で柄に直生する。
柄:白色で白粉状、根元に放射状の白毛がある。内部は中空。
肉:ほぼ膜質でほとんど無い。
*類似のシロコナカブリは、ヒダは離生。白色の柄は微毛に覆われるので区別できる。
*類似のヒメシロウテナタケは、全体が半透明に近い白色なので区別できる。
*類似のコオトメノカサは、傘が3cm以下で本種よりやや大きく、ヒダは垂生なので区別できる。
*類似のヒメオトメノカサは、傘は1cm前後の小型でヒダは垂生。主に針葉樹の腐朽木に発生するので区別できる。
*類似のシロホウライタケは、ヒダは分岐や脈結があり、不規則に波打つので区別できる。
*類似のシロサクラタケは、傘は乾くと汚黄色となり、ヒダに脈結があるので区別できる。
*類似のキクモンクヌギタケは、別名がシロアクニオイタケで2000年に高橋春樹さんより新種記載されたもので、傘は1cm前後の小型で全体が白色。ヒダは脈結があり、直生~やや垂生。