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D班きのこ定例観察会の活動報告
2015年7月26日(日) D班定例観察会活動報告
2015.07.27

7月26日(日)D班定例観察会報告

数日来の天候不順、この日も曇り時々雨の予報。とにかく蒸し暑い。そんな中、真駒内駅には8人が集合。今回も観察行は真駒内保健保安林。長い遊歩道は緑が濃い。そこここに今年なぜか多いウラベニガサ。食菌だが見た目が今一つでみんなの反応も今一つ。モリノカレバタケ、アシナガタケ、ヒメチシオタケ、アシグロタケ、イタチタケ、オオホウライタケなども現れる。最近の雨のおかげかいずれも形が良い。だが、期待していたイグチやベニタケの類は皆無。先行していた会員が手招きしている。何か得意げ。指差す先の立木に白く輝くウスヒラタケが密生している。「おおー」「すごーい」「きれい」と今日初めての感嘆の声が飛び交う。しばし撮影会。
汗だくになり、蚊に追われながら草原を抜け尾根筋に上がる。ハリガネオチバタケ、シラウメタケモドキ、チャワンタケモドキ、オオチャワンタケなどを確認。「あれ」もあちこちに数多く発生している。「ギンリョウソウ」に似た腐生植物の「あれ」。みんな名前が出てこない。歳のせいと嘆きながらチェツク、そうシャクジョウソウ。キシメジ属に依存するそうで今後に期待。オニノヤガラが10本ほど林立している所も。これもナラタケと共生する腐生植物で今後「ヒトリナラタケ」の発生が期待できるとのこと。発生場所をしつかり記憶した...つもり。
今回は蒸し暑い中2時間余りの観察行、27種を同定、和気あいあい勉強にもなり楽しいひと時でした。
次回は8月23日、西岡公園(水源地)です。9時までに同公園駐車場に集合ください。 

(川上記)


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